デート代はどっちが支払う論争
はじめに
よく結婚相談所では、『お見合い、デートの支払いは男性がおこなってください』と言われます。
昭和、平成と生きてきた筆者としては「そういうもの」という気持ちがありますが、正直どっちでもいいのでは?とも思います。
筆者の周りでもいろんな意見が交わされます。
ケチって男性がフラれるケースがありますが、「奢ってもらうのが当然」と考えて逆にフラれる女性がいるのも事実なんです。
男性が支払うべき的な考え方
日本が高度経済成長、バブル期を経て男性が外で働き女性が家事をするという形が一般的な時代がありました。
そこで、支払いは男性がする文化が出来上がっていました。
結婚をして、子供が生まれたあとに家族で外食した際には父親と子供たちが先に店を出て母親が支払っている姿もよく見かけます。
私の子供の頃も両親がそうしていましたし、私自身が家族を持った際に同じようになっていました。(※もちろん家庭によって異なります。)
女性の社会的地位の向上
ただ、しだいに女性の社会進出が進んでいき、企業も世間も育休期間を経て復帰がしやすくなったり、共働き世代が増加してきました。
財布も別々でお金の管理の仕方も変わってきています。
結婚しても自分の欲しいものは自分のタイミングで購入したり、各々が将来のために運用をしたり貯蓄したりもしています。
もちろん、世帯としての貯蓄をしているようです。
仕事柄、数千組の家族のライフプランを一緒に考えてきた時に様々な管理方法を見てきました。
とは言ってもの話
結論としてどっちでもいいのですが、「男性が支払うのを基本」として女性側も支払いをする気持ちを持っていた方がお互い
モヤモヤせずに済むのではないかと思います。
例えば、男性が支払ってくれた後に入ったカフェで「さっき出してもらったからここは私が払うね」などと言ってくれたら
男性側も嬉しいし、女性側も必要以上に気を遣わなくてすみそうですね。
「次回は私が払うね」と言われれば次に会うのが決まったようなもので気分もいいはず。
男側からすると、サッと支払うのは見栄を張りたいだけです。
気になる人と付き合いたい場合、まずは男性が支払った方が無難ですね。
2、3回会うようになったら女性から言ってあげてほしいです。
終わりに
この記事の冒頭にも書いたように『どっちでもいい』と思っています。
相手にもよりますし、2人の進展具合にもよります。
女性からしたら「そのくらいの甲斐性は持ってもらいたい」と思うのも理解できます。
ただ、会計時に全く財布を出すそぶりも見せないのも男性からの印象が良くないです。
はじめからキッチリ割り勘にするとケチ臭く見えてしまいます。
『男性が支払うべき』ではなく、『まずは男性から』というスタンスがいいのではないかと思っています。
バランスやタイミングを大切にしたいですね。
ちなみに、『甲斐性(かいしょう)』とはお金のことだけではなく頼り甲斐があるとか、結婚に対して真摯に向き合って
真剣に考えている人も指します。
相手の価値をお金以外の物差しでも見計らってもらいたいですね。
この記事を書いた人
板垣 光城(いたがき みつしろ)
1978年神奈川県横浜市出身。
妻と2人の息子に恵まれる。ファイナンシャルプランナーとして述べ2,000組以上の顧客に、お金に関する相談やライフプランについてアドバイスを行ってきました。
結婚する前から人生の大事な場面に携わりたく、結婚相談所Shine Marriageを開業。
家族は現在マレーシアで生活をしていて、時間が合えばSkypeを繋いで夕飯を一緒に食べています。
土日は子供たちと教科書や参考書を使って国語のレッスンを行っています。
まずは相談だけでもOKです。